2012年2月20日月曜日

◆ひろとネット-76

<市民相談>

私のもとに、毎月60件くらい、多い月は100件を超える市民相談が寄せられます。

それが、私の議員活動の大きな糧となっていることは言うまでもありません。

最近多く寄せられているのが、障がいをお持ちの方の就労環境の悪化です。

リストラや会社の倒産等で離職し、再就職がままならない状況が続いている。という内容です。

行政の支援センターも必死になって駆けずりまわっていますが、なかなか企業の協力が得られず、思うようにならないのが現状です。

10年程前、ヨーロッパに視察に行った際、障がい者の作業所を視察項目の1つとし、調査いたしました。

そこでは、障がいを持った方々が活き活きと製品を作ったり、新商品の開発をしていました。

そして、更に驚いたのは、スタッフのほとんどがボランティア、運営はすべて寄付金で賄っている、というのです。
高齢者施設にも同様のものがありました。

地域や社会全体でハンデキャップのある人たちを支え、支援していこうという考え方や環境が進んでいました。

文化の違いはあるかもしれませんが、考えさせられました。

先日の健康福祉常任委員会で、福祉基金に5400万円の寄付をして下さった方の報告がありました。
とてもすばらしいことで感銘をうけました。

景気が悪くなると、障がい者等にそのしわ寄せがくる傾向になりがちですが、そうならないためには何が必要か皆が考えなければならないと思います。

これからも、常に問題意識をもって取り組んでまいります。


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